建学ツアー

2017年7月 4日 (火)

彦根アンドレアさんトークイベント/PS IDIC見学会

先週末は、
建築家 彦根アンドレアさんを招いてのトークイベント(仙台)、
PS IDIC見学会(岩手)とイベントが盛りたくさんでした。


まずは、トークイベントについて。

ご近所のセンダイコーヒーにて、
彦根アンドレアさん、盛岡の建築家 大塚陽さん、
もるくす建築社の佐藤欣裕さん、事務所代表の菊池の4名でのお話。


エコ、省エネルギー特集の建築雑誌などでも、
よくお見かけする豪華な方々です!

実作について今考えていることなどなど。
とても興味深いお話ばかりでした。


そのなかで主題のひとつが、
『その場所で時間を過ごすひとが、
いかに心地よく過ごせる環境を建築するか』
ということだったように、私は感じました。

躯体を高断熱高気密化し、
性能の高い窓サッシを採用することは、
そのための手段で前提条件のひとつ。

シンプルでうつくしいディテール設計、
メンテナンスしやすく使い手の暮らし方に合った設備設計、
地震に耐えうるしっかりとした構造設計も、もちろん施工も、
そのすべてが大切。

多角的な角度から、
ひとつひとつ粘り強く考え抜いている過程が、
心に響くかたちとして表れているように思いました。


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さて次の日は、岩手へ移動して、
PS IDIC(ピーエス イディック)の見学会。


加湿システム、冷暖房用ラジエータの
開発・製造・販売を行っているピーエス株式会社の
オフィス・工場・ゲストハウス施設です。

とっても贅沢なことに、
設計者であるアンドレアさんにご案内頂きました!


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まるでどこかの国のような、アプローチのうつくしい森。


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せせらぐ小川は、
施設で使用した井水を地球に浸透させながら
ゆっくり流すためつくられたものです。


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緑に映える紅殻色の管理棟(現在はゲストハウス)。

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森を傷つけないために舗装されていない道。
使い手の自然をたいせつにしている心が表れています。


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群青のカーテンウォール。うつくしいです。

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内と外両方から、
きらきら光を落とすヤマナラシの木陰。

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はじめの頃は小さかった緑も、
PSの方々の愛情を受けながら25年を経て成長し、
空間をより豊かなものにしています。


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2階のHR-Cを組み込んだ手すり。
コンセプトである「設備と建築の一体感」の見えるかたちです。

設備室の配管も配置もじっと見とれてしまいました。


メンテナンスを考慮した、
本質的なシンプルさは惚れ惚れします。

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そして朝晩の大変おいしい食事に、
HR-Cのすっきりと心地よい空気感のゲストハウスでの宿泊。


建築を通してつながっている様々な方と、
ゆっくりとお話できたのもとてもたのしい時間でした。


使い手もつくり手もしあわせな建築の在り方とは?
そんな解答のひとつを体感することができました。


四季や1日の変化に寄り添った第2の自然のような
室内気候を実際にじっくりと経験することで、
根底に流れるPSの哲学が伝わってきたように思います。

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PSさんのこちらのサイトもおすすめです。

http://www.ps-dialogue.com/column/?p=3549


おもてなし頂きましたPSのみなさま、関係者のみなさま、
ほんとうにありがとうございました!


アンドレアさんのすてきなお人柄も、
設計への姿勢もとてもうつくしかったです。


またこのような機会に恵まれるように、
建築と向き合っていこうと思います!

saeki


2013年6月24日 (月)

多摩美術大学 図書館/伊東 豊雄


八王子にある多摩美の図書館を見てきました。
フランスに行ってからというもの、
どうも教会や水道橋などのアールのついた空間に惹かれてきていて、
このアールだらけの図書館がどうしても見たくなって行ってみました。

設計は言わずと知れた伊東豊雄さん。
事務所のすぐそばの仙台メディアテークは世界的にも有名な建物です。

まずはこのガラスとコンクリートの面揃えの納まり。
そして壁の湾曲や高低差のあるスロープ状の床、コンクリートの精度の良さ、
ぱっと見できそうですが、やれと言われてもなかなかできません。

2階は残念ながら見れなかったのですが、(土曜日は見学可)
連続したアールのついたコンクリートの空間はとてもリズミカルで、
その光の陰影や様々なアールのプロポーションがとても参考になりました。


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中村好文展 小屋においでよ/TOTOギャラリー間

先日、ギャラ間で行われていた中村さんの展示会を見てきました。
実際に外部スペースに小屋が展示されていて、
その小さな空間のいたるところに生活の知恵や工夫がなされていて、
繊細な納まりや気遣いからも中村さんの気品の良さみたいなものが感じられる小屋でした。
こんなにもファンがいるのかと思うくらい人が多い展示会でした。

少し前に中村さんの講演会を聞きに行った後に夜中まで一緒に飲ませて頂いたのですが、
その自然体で気さくな人柄や建築に対する向き合い方など、
共感できる部分が多く、ファンが多いのもわかる気がしました。

今はなくなりつつある手書きの図面もとても味わい深くて良いなぁと思いました。
うちもパソコンやめて手書きにするかなぁ(笑)


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Koubun


2013年6月11日 (火)

ブリエのユニテ・ダビタシオン/コルビジェ巡礼の記録(2013)

パリからTGVで東に1時間半ほど行ったところにある田舎町ブリエに建つ集合住宅です。
5カ所にあるユニテ・ダビタシオンの中のひとつです。
綺麗に改修されていて、当時のコンクリートの荒々しさによる力強さが薄れてしまった気がしますが、
未だに魅力邸な集合住宅でした。

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2012年6月26日 (火)

川越街並み

今回は川越→東京の日帰り弾丸建学ツアーをしてきました!

早く到着したので川越の街並みをぶらりと見学することに。
小江戸と呼ばれ城下町として栄えた川越市。
歴史的建造物も多く年間600万人もの観光客が訪れるとのこと。
たくさん蔵が残っていて、とてもよい街並みです。
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瓦屋根。いろんな装飾の瓦屋根があって面白い。これはかなり盛ってます(笑)
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菓子屋横町。ちょっと早く来すぎました。。。
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有名な時の鐘。
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なんかありそうセンサーが反応♪
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中に入ってみると、

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とてもいい雰囲気♪竹の塀も良いし、この感じいいですね〜。
「風凛」という川越でも人気のお寿司屋さんでした。さすがっ!(笑)
せっかくなんでランチを頂きました。
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こちらは別の小路を入っていったところにあったお店屋さん。
このこじんまりした感じがとても落ち着きます。
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これは北山孝二郎さん設計のFギャラリー。
重要伝統建造物郡指定地区内になんでこんなモダンな建物を?と当然のように批判もあるそうですが、
とりあえず見てみることに。
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高さやセットバックの仕方、格子のFRPパネルなど周囲に気を使っているのは感じるのですが、
この場所でなくてもとやっぱり思っちゃいます。この通り庭の雰囲気はいいのですが。
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ヤオコー川越美術館/伊東豊雄


川越のスーパーマーケット大手のヤオコーが120周年を記念して建てた美術館です。
ヤオコーの創業者が愛した画家、三栖右嗣(みすゆうじ)さんの作品が展示されています。

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自然光の取り入れ方が工夫された、わかりやすい空間構成のほどよい大きさの美術館でした。
三栖さんの絵画もすばらしく、その綺麗な風景を実際に見ているかのような感覚になります。
壁や天井の曲線や、淡い壁の色使いが参考になりました。
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水辺
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緑化駐車場
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ベンチ
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東急プラザ表参道原宿/中村拓志

中村さんの東急プラザ。時間がなくて今回は車の中からチラ見。
あの鏡面のエレベーターホールに早く入ってみたいなぁ。
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伊丹潤展 手の痕跡/TOTOギャラリー間

昨年亡くなられた伊丹さんの展示会に行ってきました。
伊丹さんは在日韓国人二世の日本人建築家。画家でもあります。

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伊丹さんの残した言葉です。

手の痕跡

もし建築に完璧さだけを追い求めたとしたら、
まぎれもなく、機能に研ぎすまされ、
冷たく味気ない空間になるであろう。
そして、無駄という掴みどころのない言葉の範疇には、
人間の生に何か非凡なもの、
あるいは空間の本質みたいな何かがあるようだと、
常々感じてきている。

空間の深い意味において、機能からではなく、
人間の本能のような、人がそこに存在するだけで生気が
張りつめる空気みたいなものが流れる。
そんな空間は、機能優先の空間には見ることはできないであろう。
しかるに、建築家の心眼というものに頼るしか手はない。

また、人間の思索を深める空間と造形のピュアリティーは、
その土地の伝統の文脈の自然なる抽出と、
作者の強靭な祈りをこめた造形感覚と自由な思想が
基底になくてはならないと思う。

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ガラスや白い箱などの無機質な透明感の建物がたくさん建ちましたが、
石、土、木、竹などの物質感が強い伊丹さんの模型やドローイングを見ると、
まさに展示会のタイトルの「手の痕跡」が
空間に与える力強さを感じることができたような気がします。
いつか韓国に伊丹さんの建学ツアーに行きたいなぁ。

日比谷花壇/乾久美子

日比谷公園にある乾さん設計の日比谷花壇に行ってきました。
写真などでとても大きなものをイメージしていたのですが、
車で走っていて、建物がぱっと現れたときは、あれっ?こんなちっちゃかったけ?と思ったのですが、
道路の幅や日比谷花壇の樹木の高さなどに、まんまとだまされました。
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でも近くによってもどうもいい意味で変なスケールに感じます。
小さな小さなビルの集まりのような。大きいようで小さい。
開口部の取り方も感覚を錯覚させるんですね。
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近くに寄っていくとだんだんと建物の上部が見えなくなって、
さらに中に入ると完全に天井が視界から消えて、外か中か分からなくなる。
乾さんの説明通りの空間体験でした。

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現在計画中の銀杏町の家の大きさに近いものがあって、とても参考になりました。
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2012年6月25日 (月)

新しい建築の楽しさ/AGC

2012/6/5-8/11まで京橋のAGCで開催されている建築展に行ってきました。
自分よりちょっと上くらいの30代の若手建築家による作品展です。
展示スペースが小さくてちょっと物足りない感じでしたが、
その分、気になる建物の模型や説明をじっくり見ることができました。
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2階は旭硝子の展示場で、様々な硝子の見本を手に触れて見る事が出来ます。
アイデア探しには持ってこいでしたが、時間があまりなかったのでまたじっくり来てみたいなぁ。
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ちょうどデザインフォーラムという参加建築家によるプレゼンがあるとのことで、参加してみました。
安宅さんの岩手県遠野市で展開中の馬付住宅プロジェクトは気になります。
馬と一緒に生活する町。一度行ってみたいなぁ!

ちなみにこの会場は、乾久美子さんの設計です。
青と赤の補色関係の色硝子を使用していて、お互いが際立ったりなくなったりと、
見る位置によって変化していきます。
あるものがないように見えたり、ないものがあるように見えます。
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